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第3回 消費税はなぜ生まれたのか

長生きできる国の悩み

1989年、日本で消費税が始まりました。税率は3%。いまの中高生のみなさんは、生まれたときから消費税があったので、「ない時代」を想像しにくいかもしれません。では、なぜ新しい税金を作る必要があったのでしょう。
その理由の一つが高齢化です。昔の日本は、子どもがたくさん生まれ、働く人も多く、高齢者は比較的少ない社会でした。しかし医療が進歩し、人々は長生きするようになりました。これは素晴らしいことです。けれども、新しい課題も生まれました。年金や医療や介護に、より多くのお金が必要になったのです。
ここで考えてみましょう。少人数で多くの人の暮らしを支えることになったら、一人ひとりの負担はどうなるでしょう。日本社会全体で、似た問題が起きています。
政府は考えました。所得税などだけに頼るのではなく、もっと広く、安定して集められる税金が必要ではないか。そこで導入されたのが消費税でした。
もちろん反対もありました。「国民の負担が増える」「景気が悪くなる」。こうした声は今も続いています。つまり消費税は、誕生したときから賛否が分かれる税だったのです。
では実際に、消費税は役に立っているのでしょうか。それとも問題の方が大きいのでしょうか。
次回は「消費税は本当に必要か」をテーマに、賛成派と反対派の主張を比べてみましょう。きっと、簡単には答えを出せなくなるはずです。

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